高齢者のヒートショック事故死が増えていると聞いて、これから寒い季節、高齢の母親に何か対策しなきゃと思うけど、何が良いか分からない。
と、いう方へ。
ヒートショック事故死は、年々増えているんですよね。日本は、フランスの5倍でアメリカの13倍もの犠牲者がいるようです。
3割の人が、それも普通の健康な人らしいです。
突然の事故死は、恐怖です。
今回は、「ヒートショック事故死」対策の話です。
■もくじ
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
年間ヒートショック事故死、19000人。原因は、体内の水分や塩分のバランスの崩れ
年間ヒートショック事故死は、10年で1.7倍に
こんにちは。コータローです。
先日、こんなツイートをしました。
ヒートショックで毎年、1900人が死亡しています。
— コータロー@横浜 (@kotaroblog) October 16, 2020
これは、交通事故死の2.4倍にもなります。世界的にはフランスの5倍。アメリカの13倍。
これからの冬場にかけて多く、12月から2月は全体の5割になります。じつは、普段元気で持病もちでない人も多く、38%もいて、驚きの数値です。
注意が必要です。
ヒートショックで毎年、1900人が死亡しています。
これは、交通事故死の2.4倍にもなります。世界的にはフランスの5倍。アメリカの13倍。
これからの冬場にかけて多く、12月から2月は全体の5割になります。じつは、普段元気で持病もちでない人も多く、38%もいて、驚きの数値です。
注意が必要です。
年間、1900人がヒートショック事故死の犠牲者になっているのは驚きます。
このブログでもこの[ヒートショック事故死]を扱った下記の記事は、たくさんの人が訪れています。
多く人々が、「ヒートショック事故死」を恐怖だと感じています。
そこで、今回は改めて「ヒートショック事故死」と「対策」に深掘りしたいと思います。
『ヒートショック事故死』の原因は、じつはヒートショックではなく[熱中症]
いきなりヒートショック事故死の原因が、「熱中症」といわれてビックリした人も多いと思いますが、これは事実です。
「オイオイ、熱中症は夏場の病気だろ?!」と突っ込まれてしまいそうですが、
しばし、記事を読み進めてください。
「熱中症」と「ヒートショック」の違いは
確かに夏場に多いとされる「熱中症」ですが、「ヒートショック」に似ています。
その違いは、、、
熱中症は
体温の上昇で体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなります。
すると、めまい、頭痛などの症状を起こります。
気温や湿度により、室内でも発症することは最近有名になりました。
そして、熱中症の症状は3段階に分けられます。「軽症」「中等症」「重症」。
重症になると、意識障害、けいれん、手足の運動障害がおこってしまいます。
ヒートショックは
急激な温度差が、もたらす体への悪影響のことです。
たとえば、冬場の入浴時に暖かい部屋から冷えた脱衣所や浴室に移ったり、高温の浴槽に入ったりすると、急な寒暖差で血圧が乱高下してしまい、血管に負担がかかります。
その結果、脳卒中や心筋梗塞などの急性な疾患が起きてしまいます。
また、湯上がりの時も急激な血圧の低下なったりして、脳貧血を起こすこともあります。
「ヒートショック事故死」は熱中症。千葉科学大学教授で医師である黒木 尚長ドクターコラムから
『ヒートショック事故死』の原因は、「熱中症」であると提言している黒木 尚長ドクターは、いかのように警鐘を鳴らしています。
時間があれば、以下のレポートを読んでいただきたいのですが、、、
http://simric.jp/newsletter/simricvol5
要約すると、
日本では、「入浴中の事故」は今も増え続けているようだ。
入浴中の事故死の数は年間19,000人と推計されており、ほとんどが高齢者である。
世の中は、実は、「正しくない情報(Fake News ?)」に満ちあふれており、その結果、今も事故は減る兆しが見えてこない。
ちょっとやそっとで、ヒートショックが原因で事故が起こるという定説を崩すのはむつかしい。
そろそろ、事故が減らないのであれば別の原因があると騒ぎだしてもいいのではないのだろうか?
として、、、
高齢者で入浴中に具合の悪くなった人は1割程度で、いずれも救急車を呼ぶようなものではない。
その8割は熱中症の症状で、ヒートショックを示唆するものはわずか7%にすぎない。
老人ホームでの入浴中の重大事故を調べると、事故自体が大変少なく、時に心臓突然死がみられるものの、ほとんどが熱い湯での長風呂(42℃・30分以上)が原因と考えられる、一人入浴での浴槽内事故であることがわかった。
ようするに、、、
入浴中に具合の悪くなった人は、意識があり、自分で救急車を呼べたりしますが、『浴槽で死んでいる』人は、ほとんどは入浴中に意識が無くなってしまっていること。
だから、、、
「入浴中に浴槽で意識を失い、死亡してしまう」ということ。
これは、、、
熱いお風呂に長い時間入っていると、体温の上昇で体内の水分や塩分のバランスが崩てしまい、体温の調節機能が働かなくなり「めまい、頭痛などの症状」が起こる。そして、意識を失う。という『熱中症』に見られる症状です。
そして、、、
この6項目を守れば、ヒートショック事故死は『ゼロ』になる
黒木 尚長医師は、以下の6項目を守れば、「ヒートショック事故死は『ゼロ』になる」と書いています。
それが、以下の6項目
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
- 湯温は41度以下、湯に浸かる時間は10分までを目安にしましょう。
- 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
- 食後すぐの入浴、またアルコールが抜けていない状態での入浴は控えましょう。
- 精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。
- 入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。
どれも大切なことですが、この6項目で特に取り上げたいのは、以下の3点。
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
- 湯温は41度以下、湯に浸かる時間は10分まで
- 入浴する前に同居者に一声掛ける
ヒートショック事故死を防ぐ、湯温は41度以下、湯に浸かる時間は10分まで
熱いお風呂が大好きな日本人。
僕も熱いお湯が大好きなので、注意しなければなりません。
消費者庁のデータでは、[35%の人が42度以上の熱いお湯]に浸かっていて[10分以上お風呂に浸かっている人は3割以上]という数字があります。
これは、、、
【42度以上の熱いお湯で、10分以上お風呂に浸かって】いれば、いくらなんでもおかしくなります。
42度以上の熱いお湯で、
30分以上お風呂に浸かっていれば、
人間の身体はどうなるか?
- 40℃以上の体温になり意識を失う
- 42.5℃以上で心室細動がおこり死亡する
ですから、大切なことは以下の2点に要約されます。
- 体温を下げるためにお風呂から出て体温を下げること
- 水分と摂り、塩分やミネラルを補給すること
人感センサー付きの壁掛けヒーターでヒートショック事故死を減らそう
脱衣所で急激に身体を冷やさない工夫です
黒木 尚長医師の「ヒートショック事故死は『ゼロ』になる6項目」の1番最初にある超!重要項目
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
ヒートショック事故死は、高齢者に特に多い事故ですが、、、
なぜ高齢者に多いかというと、若い人に比べ、体温調節に時間がかかる点です。若い人が「熱いお風呂」に入ると「熱くて入れない」と感じますが、高齢者になるとその「暑さを感知するのが遅れる」のです。
すると、、、
本当であれば、十分すぎるほど熱いはずで、
危険な状態なのに、
ようやく「熱くなったなぁ」と感じ始めるのです。
だから、気づいたときには「超危険な状態に陥って」いるのです。
それを防ぐのが、
浴室(脱衣所)の暖房です。浴室を暖めることは、「ヒートショック事故死は『ゼロ』」の一丁目1番地。
¥6,980
この日本のメーカー[スリーアップ]の【人感センサー付 壁掛け式 脱衣所専用ヒーター】は、おすすめです。
広い脱衣所には向かないかもしれませんが、3畳ほどであれば、十分に温まります。
また、壁掛けなので場所を選ばない利点があります。
特に高齢者の方には、ボタンを押すだけなので使い勝手がよく、タオルも干せるようになっています。
寒い真冬には、狭いトイレにも設置できます。
価格が、1万円を切っているというのが「嬉しい」ですよね。
以上。
また、次回。
- Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
- Photo by The Creative Exchange on Unsplash