【暑いときには熱い食べものを】たくさん汗をかいて猛暑を乗り切ろう

熱中症

最近暑くて、冷たいものを食べているけれど、身体の調子が悪くなってきて残念な気持ち。

と、いうかたへ。

熱いときに冷たいものを食べたり飲んだりしたいのは気持ちが分かります。
が、熱いときに冷たいものを食べるのは、身体が冷えるのでおすすめできません。
暑いときこそ熱いものを食べましょう。

今回は、『暑いときには熱い食べものを』という話です。

■もくじ

  1. 暑いときには熱い食べものを
  2. 暑いとき食べる熱いものとは

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

暑いときには熱い食べものを

暑いときには熱い食べものを

暑いときには熱い食べものを食べて『夏バテ』防止を

梅雨が明けて夏が来る頃になるとよく耳にするのが『夏バテ』です。

この、、、

『夏バテ』ですが、医学用語ではありません。『夏バテ』とは、熱中症気味になって、体調不良を起こしてしまうことの総称をいいます。「身体がだるい」とか「疲れが取れない」「よく眠れない」といった症状です。我が国、日本の夏は、高温多湿でジメジメしていますから、『夏バテ』になりやすいです。

そして、、、

寒暖差の激しい都会で自律神経はてんてこ舞い

『夏バテ』にどうしてなりやすいかというと、アスファルトやビルなどの猛烈な反射熱と高温多湿な環境の屋外からエアコンが効きすぎて寒さを感じるほどのオフィスや室内に出入りすることで、自律神経が乱れを引き起こしてしまうことが考えられます。

ただでさえ、、、

猛烈な暑さの環境下で、自律神経は体温を一定に保とうとフルに稼働しているわけですから。自律神経の機能が乱れてしまうのは仕方がないのかもしれません。

冷たいものは、『夏バテ』の原因に

うだるような暑さの中でいると、冷たいものを食べたいのは誰もが思うこと。

だからといって、、、

キンキンに冷えたビールをがぶがぶ飲み過ぎるのは、『夏バテ』もとになります。

暑いからといって、アイスクリームを食べたり、「食欲が湧かないから」といって冷たいそうめんばかりを食べていると「お腹の具合が悪くなったり」と胃腸の調子が悪くなります。

それは、なぜかというと、、、

冷たい食べものや飲みものを多く摂っていると、「胃液が薄まり」「胃腸や内臓が冷える」のです。

そして、、、

内臓が冷えてくると、消化と吸収する能力が落ちてしまいます。

すると、、、

さらに食欲がなくなって、免疫力が低下してしまうのです。

これを、、、

『夏バテ』といい、どうにも身体がだるくて動けずに、へたり込んでしまうのです。

暑いときこそ熱い食べものを食す理由とは

昔から「暑い夏は大汗かいて熱いものを食べると良い」と、いわれています。

たとえば、、、

熱帯の国タイは、辛い料理が主流です。理由としては、高温多湿の中、食材が腐りにくいように防腐効果のあるスパイスを使う。辛い料理を食べることで発汗を促し、汗をかくことで体温を下げる。『夏バテ』になるというわけです。

お隣の国韓国では、真夏の暑い時期に熱い鍋の「サムゲタン」を食べる風習があるようです。

このように、、、暑いときには冷たいものを避ける理由は、、、

冷たいものは、胃腸を冷やしてしまうのでなるべく食べない。胃腸の働きを弱める。消化と吸収を悪くする。

とうことが、あげられます。

逆に、、、

温かいものを食べると、胃腸の働きが活発になり、熱い食べものや温かい飲みものを飲むことで発汗作用が働きます。汗をかくことで、熱が放散されて、体温を下げる効果があります。

汗に関しては、この記事でも詳しく解説しています。

よい汗をかけば臭いませんが、悪い汗は臭います[汗のことを知ろう]

 





暑いときに熱い食べものを食べるときの注意点

熱い食べものや温かい飲みものは、発汗させるので体温を下げる効果がありますが、それでも過酷な高温多湿な環境では、発汗しづらくなる可能性があり、逆効果になるかもしれません。

それは、、、

すでに発汗しづらい体調になっていると、『うつ熱』状態を引き起こしているかもしれません。

『うつ熱』とは、風邪を引いたときに発生する熱と違い、体内で作られた熱が汗などで体の外に出ていく熱よりも高くなったときや体温を調節する機能が、限界を超えたときに起こる熱のこと。

これは、、、

『うつ熱』になると熱を上手に放散できなくなります。すると、熱は身体にドンドン溜まっていき、体温が上昇して発熱しまう。ときには、40℃を超えることもあるの注意が必要です。

ようは、なにごとも『し過ぎる』ことは良くないのです。

このような熱中症の前兆である『うつ熱』がでたら、次のような処置が必要です。

  • とにかく身体を冷やす
  • 涼しいところに移動する

『暑いときに熱い食べものを食べる』ことは大切ですが、食べる環境も大切です。

  • 風が吹いているところ
  • 風通しが良いところ
  • 比較的に食べやすい涼しいところ

熱い食べものを食べると鼻水が落ちてくるのはどうしてだろう

『暑いときに熱い食べもの』を食べていると、思わず鼻水がすすっっと落ちてくるときがあります。何人かで食べているときに、鼻水が落ちてくると恥ずかしい思いをするときがあり、ハッとさせられます。

サラッした鼻水が落ちてくる理由は、、、

熱い食べものを食べていると、鼻からも暖かい空気を吸い込むことになります。鼻は、空気を取り込み肺に送る役目があり、熱い空気をそのまま肺に入れることはダメージになるので、鼻腔内で冷やしてから肺に送るようにできています。ようは、エアコンのような役目があるのです。

ですから、熱い空気が入ってくると、鼻の中で冷ますときに冷却された空気が水滴となって、サラサラした鼻水が落ちてくるというわけです。

鼻は、外気温と体温の温度調節をしていたのです。

 





 





暑いとき食べる熱いものとは

暑いとき食べる熱いものとは

夏バテ対策には、カレーやトムヤムクンを

夏には、カレー。という定番があります。その理由は、辛いものを食べると発汗しやすいことがあげられます。

それは、、、

香辛料や香味野菜を多く使った食べ物は血行促進、食欲増進、発汗作用などによって、夏バテ対策に役立ちます。

また、、、

中華料理のサンラータンやマーボー豆腐、カレー、トムヤムクンなど、香辛料、酢を使った料理がおすすめ

お酢は、疲労回復効果や消化促進効果があります。

お粥に梅干し、タイのローイゲーオは、経口補水液

経口補水液は、熱中症になったり「うつ熱」になったりと『夏バテ』のときに飲むと効果があります。

その理由は、、、

経口補水液には、少量の塩分と糖分が入っているので腸内で吸収されやすく、いち早く『夏バテ』に良いというわけです。

人間の知恵は世界どこでも一緒で、経口補水液に似た飲みものや食べものがあります。

日本では、具合が悪くなると「お粥に梅干し」が定番です。これは、経口補水療法です。梅干しの塩辛さとお粥の糖分を摂ることによって腸内から無理なく栄養を吸収できるようになっています。

熱帯の国タイでも「ローイゲーオ」という飲みものがあり、甘いシロップに塩水を混ぜて、ここにライチを漬け込んだ食べ物。日本では、「ソルティライチ」をコンビニやスーパーなどで見かけることがありますが、このローイゲーオがもとになっています。

経口補水液(ORS)に関しては、この記事でも詳しく解説しています。

『20世紀最大の医学上の進歩』といわれた経口補水液(ORS)とは

暑いときには、ショウガを

ショウガは、昔から漢方薬の原料として有名ですし、インドのカレーではなくてはならないもの。

生姜の辛味成分は、殺菌力が強く、胃液の分泌を促し、食欲が増進してくれます。

また、、、

生姜には、新陳代謝を高めるとともに発汗を促す作用がありますし、保温作用もあり『疲労回復の効果』もありおすすめの食材です。

かといって、、、冷たいものを我慢「し過ぎる』のはやめましょう。

ほどほどが良いようです。

 





以上。

 

 





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また、次回。