同僚のBさんは、凄い痩せていて羨ましいと思っていたら、会社で倒れて、長期入院になったみたい。噂では、摂食障害でけっこうやばかったらしい。
と、いう方へ。
過度なダイエットは、
こころもカラダも蝕みます。
免疫力は低下するし、肌もむくみ、乾燥肌にもなります。
BMI17とか危険です。
今回は、痩せすぎは病気と隣り合わせという話です。
■もくじ
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
痩せすぎは、危険。自分のBMIを知ろう
あなたは、痩せすぎ?BMIを測ってみましょう
まずは、BMIを測ってみましょう。
肥満度の判定基準(日本肥満学会2000)
- 18.5未満 ▶ 低体重(やせ)
- 18.5以上25 ▶ 未満普通体重
- 25以上30 ▶ 未満肥満(1度)
- 30以上35 ▶ 未満肥満(2度)
- 35以上40 ▶ 未満肥満(3度)
- 40以上 ▶ 肥満(4度)
普通の体重が、BMI18.5以上25といわれていますが、BMI=22は、標準体重になります。
死亡率が低いのは、BMI23から
353,422人の成人(男性162,92人、女性191,330人)を対象にしたコホート研究では、BMI 23〜25が、もっとも死亡率が低い
日本の7つのコホート、35万人以上のデータを併せたプール解析による定量評価を行い、BMIの水準が死亡リスクに与える影響を死因別・男女別に推定し、その研究成果を専門誌において発表しました (Journal of Epidemiology 2011年21巻417-430ページ)。
BMI 23〜25に比べて、、、
- 痩せすぎているBMI14〜19の死亡率は、1.78倍も高く
- BMI 19〜21の場合1.27倍
逆に太っている人たちは、、、
- BMI 30〜40の場合1.36倍
痩せすぎている人のリスクは、とても高いという結果です。
痩せすぎが危険な理由
BMIが極端に低いと、命の危険性が高まることが分かりました。
痩せすぎは、危ないです。と、この記事でも詳しく解説しています。
世界各国が、次々にファッションモデルの摂食障害やメンタルを守り、予防する中、日本ではまったくこの取り組みは行われていないのが現状です。日本のファッション雑誌に登場するモデルたちのBMIは、14−16台が数多く存在しています。
この記事では、痩せすぎファッションモデルの死亡状況も報告しています。
痩せすぎていると、身体やこころに、どんな影響がでてくるのか
痩せすぎていることは、決して美しいプロポーションではありません。
しかし、、、
多くのファッション雑誌やマスコミがBMI 14-18あたりのモデルを使っていることから、若年層への影響は大きく、欧米諸国は法律などで規制を掛けているにも関わらず、日本は手放し状態です
そして、、、
シンデレラ体重なるワードができ、若年層へのさらなる悪影響をおよぼしています。
シンデレラ体重に関しての記事は、ここで詳しく解説しています。
過剰なダイエットは、こころとカラダに悪影響を与え、健康を害します。
たとえば、、、
- 女性のホルモンバランスが乱れる
- 疲れやすく、疲労回復が遅くなる
- 栄養が行き渡らない、免疫力が著しく低下する
- 骨粗しょう症のリスクが極めて高い
そして、、、
- メンタル面では、拒食症や嘔吐過食症などの栄養失調
また、、、
- 出産時には、低出性体重児のリスクが高い
女性のホルモンバランスが乱れる
極端な体重減少は、女性ホルモンのバランスを崩します。すると、生理の周期に影響して、生理不順が起こります。
これが、、、
悪化すると不妊になることも・・・
また、、、
動脈硬化が進行しやすくなります(エストロゲン減少による)
疲れやすく、疲労回復が遅くなる
痩せすぎるということは、筋肉が少ない状態です。筋肉があることで、綺麗な姿勢を保つことができますが、筋肉がないと弱々しくみえます。
食べないで痩せて、体重が落ちるのは、筋肉が落ちることを指し、脂肪分が落ちていることではありません
筋肉がないことで、疲れやすく、疲労回復がとても遅くなります
栄養が行き渡らない、免疫力が著しく低下する
筋肉の量が少ないということは、全身に行き渡る血流が乏しくなるということになり、このことは、【冷え性や肩こり】などが起こりやすくなります。
血液の循環が不良で起こることは、肌のくすみと乾燥肌
また、栄養が全身に行き渡らないことで起こるのは、、、
- 免疫力の低下
- ウイルスや細菌になどによる感染症
など、たくさんの病気に冒される状況を作り出しています。
骨粗しょう症のリスクが極めて高い
骨粗しょう症を患っている人の8割は、女性です。通常は、閉経後に多く発症しますが、骨密度は、簡単に増やすことはできません。若い頃から、運動や食事に気を配ることで、丈夫な身体を維持しつづけるのです。
そのためには、、、
10代の頃からしっかりと骨を作ることが大切です。なぜなら、10代の頃が骨密度が増してくる大切な時期だから。このことを疎かにすると、カンタンに骨折をするようになり、歩行などができなくなる可能性もあります
メンタル面では、拒食症や嘔吐過食症などの栄養失調が
「痩せたい」「痩せたい」という思いのあまりに過剰なダイエットに走ると、、、
拒食症や嘔吐過食症、拒食症からの過食症を引き起こし、食欲をコントロールできなくなります
痩せたり太ったりをくり返す「ヨーヨーダイエット」の死亡のリスクは、3.5倍
ヨーヨーダイエットに関しては、この記事で詳しく解説しています。
たとえば、、、
体重を5kg以上減らした後で元に戻した女性は、体重が安定している女性に比べ、心臓突然死のリスクが3.5倍に高まる
出産時には、低出性体重児のリスクが高い
痩せすぎの人が、結婚してめでたく妊娠してもリスクが高いです。
それは、、、
- 妊娠することは、平時よりも栄養を必要とするので、胎児の成長に影響がでます
- 早産でもないのに低出生体重児の危険性
これは、、、
低出生体重児の危険性は、成人なってから生活習慣病になる危険性が6倍に
なると、いわれています。
以上のことから、健康的なBMIになることが、今からも将来も、健やかな人生を送れることが分かります。
では、、どうすれば、健康的な身体になれるのでしょうか。
ヨーヨーダイエットで掲載した記事を再掲していますので、参考にしてください。
ヨーヨーダイエットにならないためには
ヨーヨーダイエットにならないためにダイエット目標は、1カ月0.5キロ~1キロ
ダイエットをしようとすると、ヨーヨーダイエットのように短期間に急激な体重の変化を求める人が多いです。
実際に、1日に1食ダイエットをしたり、毎日1時間走るなど、極端なこころみをやることで体重が減ってきて、嬉しい半面、極端な生活に陥ることがあります。
だいたいこういう時は、
- 長続きせずにリバウンドしやすいのです
ですから、無理なダイエットなどはせずにじっくりと腰を据えて、減量に励むことが大切です。
BMI値を紹介した記事でも取り上げましたが、、、
BMI計算式 BMI=体重(kg)÷身長(m)×身長(m)
- BMI値23〜24.9の値の人が男女とも長生きです
これは、日本人に当てはめると、、、
ちょっとふっくらしている感じの人
逆に、肥満の人よりも、、、
- 痩せている人のほうが死亡率は高く
- 高齢者になればその傾向はどんどん強くなります。
ですから、、、
ダイエット目標は、1カ月0.5キロぐらいがちょうどいい
と、いうことになります。
ヨーヨーダイエットのような急激な体重の増減は、さらに太りやすい身体になるし、健康被害や脂肪のリスクが高くなるのでやめましょう
12週間で体脂肪9%減!
科学的に正しい飲むだけダイエット
メンタリストDaiGoさんが、紹介してる痩せるプロテイン
今やユーチューバーとして活躍しているメンタリストDaiGoさん。
彼の発信は、エビデンス(証拠)がシッカリしているので、とても安心感があります。
そこで、、、
彼が『科学的に正しい飲むだけダイエット』として紹介しているのが、ファイン・ラボというメーカーの「ファイン・ラボ ホエイプロテインピュアアイソレート プレーン風味 1kg」というプロテイン。
マイクロフィルトレーションという方法を用いて、すごく脂肪を除去してカロリーを減らし、タンパク質を効率よく摂れるようになっています。
飲む量の目安は、[自分の体重×1.6g]
DaiGoさんの話だと、ダイエットを目指す人におすすめです。
と、いうのは、、、
プロテインって、聞くと「ムキムキなマッチョ」を想像しがちですが、女性が飲むと女性ホルモンの働きで、カラダが引き締まってきます。
1日に飲む量は[自分の体重×1.6g]
たとえば、55キロだったら、
55 × 1.6g = 88g
この量を朝飲むのがよいです。お腹に何も入っていないので、吸収力が高まるからですね。
16週間飲み続ける実験データでは
スキッドモア大学の研究では、男女57人を集めて3つのグループを作り研究しました。
内容は、普段どおりの食事を摂って、カロリー制限もやらないこと。
プロテインの使用量は、20g。
期間は、16週
- 第1グループ:毎日普段通り食事をして、ホエイプロテインを飲む
- 第2グループ:毎日普段通り食事をして、ホエイプロテインを飲んで、筋トレする
- 第3グループ:毎日普段通り食事をして、ホエイプロテインを飲んで、筋トレをしてエクササイズとストレッチと持久力トレーニングをした
16週後の実験結果は
すべてのグループの人々の体重は減りました。
顕著な例は、、、
第2グループの人々は、体脂肪率が大幅に減り、さらに、内臓脂肪も減った。
そして、、、
筋トレをしてエクササイズとストレッチと持久力トレーニングをした第3グループは、一番、体脂肪率が落ちたようです。ま、エクササイズとストレッチと持久力トレーニングをやれば、誰でも落ちると思います。
ここで、注目すべき点は、、、
普段どおりの食事を摂って、カロリー制限もせずに『プロテインも飲んでいる』ので摂取するカロリーは増えているはずなのに、体重が減ったこと。
これは、驚くべき効果です。
飲むタイミングですが、DaiGoさんによると、[筋トレ前と筋トレ後、2回に分けて]飲むそうです。
おすすめします。
以上。
- 参考文献
- 厚生労働省:e-ヘルスネット > 若い女性の「やせ」や無理なダイエットが引き起こす栄養問題
- 国立がん研究センター社会と健康研究センター予防研究グループ:肥満指数(BMI)と死亡リスク
- 転ばぬ先の杖:痩せは万病の元
また、次回。
- Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
- Photo by Aldo Delara on Unsplash