うつ病が糖尿病を悪化させる【併発すると、医療費が4.5倍に上昇】

うつ病と生活習慣病

糖尿の気があると診察されちゃった、、、糖尿病になったら、食べたいものも制限されるし、腎臓や目に影響がでたりして、普通の生活ができなくなると思うと凹む・・・

と、いう方へ。

糖尿病を患った人の多くは、うつ病を発症させることが分かっています。
生活習慣を改善して悪化しないようにしましょう。
まずは、規則正しい生活ですね。



今回は、「糖尿病の人はうつ病になりやすい」という話です。

■もくじ

  1. うつ病と糖尿病が併発すると、医療費が4.5倍に上昇する
  2. 生活習慣の改善がうつ病の病状改善になる

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

うつ病と糖尿病が併発すると、医療費が4.5倍に上昇する

うつ病と糖尿病が併発すると、医療費が4.5倍に上昇する

糖尿病の人はうつ病になりやすい

10人に1人は、糖尿病といわれる時代です。

今や、、、

糖尿病は、国民病といってもよいぐらいです

なぜこんなにも糖尿病になってしまうのでしょうか。

  1. 早い時期に自覚症状がない
  2. 検査にて血糖値が高いといわれても治療しない人が多い

などが考えられています。




そして、、、

糖尿病に罹患しているのに、治療を受けていない人は全体数の半分弱

と、いわれています。

現在、日本にはびこる糖尿病の怖さは、、、

  • 糖尿病によって年間15,000人が、死亡しています
  • 糖尿病によって年間15,000人が、人工透析をはじめています
  • 糖尿病によって年間1,000人が、視力障害などの失明をしています
    厚生労働省:糖尿病とこころ



糖尿病の約30%は、うつ病に

近年、糖尿病とこころの問題が重要視されています。

  • 糖尿病患者の13%は、不安障害を患っています
  • 糖尿病患者の10%は、うつ病と診断されています
  • 糖尿病患者の5.7%は、抗うつ薬を服用しています
    厚生労働省:糖尿病とこころ



糖尿病になると長引き、糖尿病治療からうつ病に

糖尿病になると、食事制限などの自己管理を強く求められます。いままで自由に飲み食いできていたことが、極端にできなくなります。

このような長期的な治療から、うつ病を併発されるのではないかと考えられています。




そして、、、

うつ病があると、運動不足になり、自己管理も難しく、糖尿病になりやすい

とも、いわれています。

糖尿病患者がうつ状態になってしまったら

糖尿病になると、食事療法や生活上の制約が多くなり、インスリン注射が頻繁になり、ストレスが増大します。

糖尿病を患ったことで、不安なことが膨大になっていきます。

たとえば、、、

将来のこと
合併症になるのではないか
失明するのではないか
腎障害が酷くなるのではないか
神経症が酷くなるのではないか

などの不安材料や、、、

病気で家族に迷惑をかける
これ以上、家族に心配を掛けたくない
糖尿病を持ちながらの生活が苦しい
将来の金銭面を考えると不安

など、こころの問題が大きくなります。

こういった不安が増幅されていくと、、、

不安なことが多くて、糖尿病治療への意欲がなくなり、治療に向かうエネルギーが低下して、ますますうつ状態が加速します

糖尿病とうつ病が併発すると、医療費は4.5倍に膨れ上がる

糖尿病を患ってしまい、当初、「しっかりと治療しよう」という思いから闘病生活をはじめますが、上記のような不安材料が積み重なってくると、、、

  • うつ病を併発させ
  • 生活の質(QOL)が、低下します

すると、深刻な状態を招きます。

  1. 死亡率が、1.6倍に上がり
  2. 医療費が、4.5倍に膨れ上がる

さらに、、、

糖尿病の合併症である神経障害・腎症や網膜症が起きやすくなり

この合併症が、どんどん悪化する危険性が高まります。

こうなってくると、うつ病を併発していることで、、、

治療の効果が期待できなくなり

さらに、、、

  • 食事制限の関心がなくなり
  • 運動しようという意欲がなくなり
  • 治療の継続が難しくなります

また、このようなストレスのために、、、

  • 喫煙の量が増えたり
  • アルコール摂取量が増加したり

悪循環がさらにエスカレートしていきます。

 





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生活習慣の改善がうつ病の病状改善になる

生活習慣の改善がうつ病の病状改善になる

糖尿病の人のうつ病改善には、QOL向上が最適

糖尿病を患っている人は、自分がうつ病になっていることに気がついていないこと多い。

ですから、家族やまわりに近親者のサポートが大切です。

うつ病は、こころの不調だけではなく身体の不調も表れるので注視が必要です。

からだの不調
体重が減った
食欲がない
眠りすぎる
動きや話し方が遅くなった
性欲が減った
こころの不調
悲しい気持ちが消えない
以前は楽しめていた活動に興味を持てない、楽しめない
集中したり、物事を決めることが難しい
自分を大切に思えない
失敗したわけではないのに罪悪感がある
死にたいと思う

糖尿病を患っている人には心のケアが必要

糖尿病を患ってしまったからといって、みんながうつ病になるわけではありません。

たとえば、以下のような人はうつ病を併発しないといわれています。

  • 結婚していて周囲に親身になって支えてくれるパートナーがいる人
  • 仕事があり経済的な不安が少ない人

糖尿病を患い、うつ病を併発したら、投薬治療も効果があるといわれていますので、主治医との話し合いによって判断してください。

糖尿病予備群は、生活習慣の改善で

米国疾病予防管理センター(CDC)が主導する「糖尿病予防プログラム」(DPP)では、、、

糖尿病予備群が食事や運動などのライフスタイルを改善することで、2型糖尿病への進展を58%抑えられることが分かりました

60歳以上では2型糖尿病への進行を71%抑えられた

と、いいます。みんなが協力し合うことで、闘病病は改善できることが判明しました。

糖尿病治療は大変ですが、1人で抱え込まないで

糖尿病治療は、食事制限など大変な項目がたくさんあります。

だからといって、自分を責めないでください。

もしかすると、、、

生活の管理や食事制限がうまく行かないのは、うつが背景に隠れているかもしれない

のです。

ですから、、、

うつの部分を改善できたら、、、

以前のように、意欲的にまた行動的に糖尿病治療に取り組めるようになります

1人で考え込まずに、主治医に相談しましょう。

 





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以上。

 

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また、次回。

Thank you very much for providing photos and illustrations.