フワフワした感じで足が地に着いてないしめまいがする【うつ病かも】

うつ病と生活習慣病

最近、めまいがする。フワフワして、足が地に着いてない感じ。病院に行っても身体に異常はないというし、、、不安です。

と、いう方へ。

めまいには、いろいろな病気が隠れている場合があります。
そのフワフワした感じは、
こころの病気かもしれませんよ。


今回は、めまいとうつ病の話です。

■もくじ

  1. 動悸やめまい、息苦しくてつらい。それって、うつ病かも
  2. フラフラするめまいは、うつ病なら早期治療を

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

フラフラとめまいがしてつらい。それって、うつ病かも

心臓がどきどきする、息苦しい、めまいがします

めまいには、大きく分けて3つあるようです。

  1. 周りがグルグル回るように感じる回転性めまい
  2. 足が地につかない、フワフワするという感じの非回転性めまい
  3. 揺れるようなふらふらする感じで、気が遠くなるような、失神するような感じ

それぞれの考えられる原因は、、、

  1. 1のグルグル回るような感じのめまいは、平衡感覚をつかさどっている器官の内耳の障害が原因(メニエールなど)
  2. 2のグルグル回転しないめまいは、両側の平衡感覚をつかさどっている器官の障害か脳の病変が原因。もしくは、これに加えて精神的なストレスが原因(心因性)
  3. 3の気の遠くなるような失神する感じのめまいは、脳の血流の低下が原因とみられ、高齢者なら動脈硬化かもしれません。若い人なら、起立性低血圧かも

めまいがして、受診しても身体に異常が見つからない

いたって普通の生活の場で、とくに緊張することもないのに、、、

  • 頻繁に動悸がする
  • 呼吸が苦しい

どうもこのめまいがなくならないので、病院に行って診てもらっても、「身体に異常はありません」とか「おかしなところは、見つかりません」と診断される場合があります。

こういう場合は、パニック障害が隠れている場合があります。

パニック障害の発作は、、、

激しい動悸がして、息ができないように感じ、死んでしまうのではないかと思えるほどの強い発作です

救急車で運ばれて、血液検査や心電図などの検査を受けても異常が見つからないけど、発作をくり返すときは、パニック障害と診断されることがあります。

パニック障害に関しては、この記事で詳しく解説しています。

10人に1人がパニック障害【20~30歳代が多く、男性の約2倍】

『この苦しい発作が過去2回以上起こり』『あの苦しい発作が起きたらどうしよう・・』『あの場所にいったら、また発作が起こるかも』などと、心配になって、外出などが億劫になってしますのが、【パニック障害】です。

うつ状態や不安などが原因でめまいがするのは

[病院で検査を受けても、とくに異常が見つからない]とか[めまいの治療を受けているのになかなかよくならない]という場合は、耳だけの問題ではないことが多いです。

実際に、、、

耳鼻科を受診した人のうち、5〜30%が、心因性のめまい

と、診断されています。

心因性のめまいには、大きく2つのタイプが

  • 耳などに異常があって、その上にこころの不調が影響してめまいが起こっているタイプ
  • 耳などには異常はなく、こころの不調が主な原因となるタイプ
耳などに異常があるタイプのめまいは

メニエールなどの耳に障害があって、さらにストレスなどによってうつ病を発症しているときは、双方の治療が必要になります。耳の病気は、ストレスなども病気の原因になっていることもあります。

耳などに異常がないタイプのめまいは

うつ病や精神科、心療内科を受診している人のうち7〜30%がめまいがするといわれています

うつ状態や不安などのこころの問題は、交感神経が過緊張なることと関係しているといわれています。

また、、、

意欲や活力を伝える役割を持つ脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンなどの働きが悪くなっていることによって、起こるといわれています。

セロトニンの働きの低下によって、身体の中の平衡感覚も影響を受ける

と、いう研究結果もあります。慢性自覚性めまいに対する SSRIs による治療

このタイプは、耳鼻科ではよくなりません。精神科や心療内科などのうつ病専門のドクターに診てもらいましょう。

 





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フラフラするめまいは、うつ病なら早期治療を

フラフラするめまいは、うつ病なら早期治療を

うつ状態が潜む、めまい症の症例

めまいから「うつ病」が、隠れているケースが多いです。が、放っておいたりすると深刻な状態になる場合もあるので、以下にあげるケース(症例)を知ることで、うつ病治療に役立てられたら思います。

出産後も続くふらつくめまいのAさん

33歳になるAさんは、去年の8月に出産しました。出産するまでの間、いろいろな心配ごとが多く、ストレスがたまっていました。
出産の直前にめまいが起きて、不安になり内科、耳鼻科、眼科、産婦人科とあらゆる病院で受診したのですが、特に悪いところはないとのこと。
産後の今もめまいやふらつきがあります。

仕事の部署が変わって、めまいがするようになったBさん

Bさんは、3ヶ月前に部署を移動して、慣れない環境の中でストレスを感じていました。すると、2ヶ月前からフワフワとした感じで身体が浮くような、めまいがするようになりました。
このめまいは、人混みにいくと強くなるので、できるだけ人混みを避けるようにしています。
また、このめまいのおかげで仕事にも集中できなくなりました。さらに、自宅でテレビを観ていてもピントがボケるように感じることもしばしばあったようです。
でも、ときどき症状も軽くなることがあったので「疲れがたまっているんだろう」ぐらいに済ましていましたが、この症状はどんどん悪くなっていき、めまいだけではなく、頭も重くなったり、耳鳴りがしたりするので近くの耳鼻科に受診しました。しかし、検査の結果、ドクターからは、「異常はない」といわれる始末。抗めまい薬を服用されて飲んでも一向に改善しません。
そこで、ようやく変だと思ったドクターがこころの状態を検査したところ、うつ状態ということが判明しました。

退職して、再就職先が見つからず、頭がフワフワしてしまうCさん

Cさんは、60歳代。50歳で会社を辞めて、再就職したけれど、メニエール病やうつ病を発症したこともありました。60歳になってからは、夜間の警備の仕事に就いていました。仕事が夜間だったので辞めて、数ヶ月前に保険の会社に再就職。でも、体力的に続かず退職。今は、どうにか年金もあるので働かず、自宅でゴロゴロとしており、引きこもり状態。生活には不自由はないけれど、頭がフワフワして身体を動かすのが怖い。
Cさんの場合は、自分で作り出している、不安による症状で器質的疾患でした。

以上のように、身体にとくに異常がなくても、うつ状態になっている場合は多くあります。「おかしいな?」と思ったら、精神科や心療内科などのうつ病専門医に診てもらいましょう。

心因性のめまいには、休養とストレス発散を

子育てや仕事の変化によるストレス、仕事がないストレスなどは、いつの間にかこころにまで悪影響をおよぼします。そんな時には、十分な休養が必要です。また、ストレスを上手に発散させることも大切になってきます。

上手にストレスを解消させていきましょう。

たとえば、以下のようなこと、、、

  • リラクゼーション法を取り入れる
  • 軽い運動を習慣化する
  • 快適で質のよい睡眠をとる
  • ストレスを人に相談する

リラクゼーション法を取り入れる

リラクゼーションとは、肉体的、精神的な緊張をほぐし、リラックスさせること。どこかにいってやるということではなく、自宅で1人でもできるのでおすすめです。

たとえば、腹式呼吸、、、

腹式呼吸は、多くの空気を身体に循環させるためリラックスしやすいといわれています

また、ストレッチも緊張をほぐしてくれます、、、

両腕や上半身、下半身などのパーツごとに力を入れたり、緩めたりすることを繰り返して、身体の緊張を解いていきましょう

これには、、、

筋肉をゆっくり伸ばすストレッチは、心身のリラックスに効果があります

軽い運動を習慣化する

適度な運動にはストレス解消の効果があると言われます。

  • 交感神経の興奮が抑えられ
  • 副交感神経の働きが優位になり
  • リラクゼーション効果があります

目標をあえて設けずに、楽しくやっていくのがコツです

快適で質のよい睡眠をとる

睡眠時間を十分にとり、快適な睡眠を得られるようにすることで、ストレスを発散できます。

女性に多い慢性不眠症などの睡眠障害は【危ない生活習慣病の予備軍】

入眠困難や中途覚醒・早朝覚醒など不眠症状のある人では、よく睡眠をとっている人と比較して糖尿病になるリスクが1.5~2倍になることが知られています。

眠りのコツに関しては、、、

  • 就寝・起床時間を一定にしてリズムを作る
  • 睡眠時間にこだわらない
  • 陽を浴びること

 

ストレスを人に相談する

自分の悩みなどを他人に相談することは、とても有効的な手段です。

他人に話すことで、自分のストレスを客観的に捉えられるようになります

また、、、

他人の視点が、別のストレスになっている側面を見つけてくれることもあり、さらなる解決方法が見つかるかもしれません。

自分1人で抱え込まないで、周囲の力を借りることは重要なこと

上手にストレスを解消していきましょう。

 





以上。











また、次回。