平熱が35℃台なんで、どうも疲れが取れなくて、休日は寝て過ごしています。
と、いう方へ。
平均体温が、35℃台は「低体温」ですね。
少しずつでいいから、1℃あげましょう。
やる気と元気が出てきますよ。
今回は、低体温の話です。
■もくじ
- 体温が1℃下がると体重が年間7kgも増える
- 体温を上げて基礎代謝も上げよう
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
体温が1℃下がると体重が年間7kgも増える
体温が1℃下がる弊害、悪い生活習慣を続けると体温は下がっていく
最近、低体温の人が増えています。
低体温になるとさまざまな問題が発生します。
たとえば、、、
・肌荒れ・冷え性・低血圧・顔色が悪い・疲れやすい・生理不順・便秘
生理不順は、低体温によって排卵が上手く行われていないとか卵巣の機能が低下している
など、可能性があります。
また、、、
低体温だと、新陳代謝が低いために肌の細胞が活発でないために肌がくすみやすくなります
低体温になる原因とは
低体温になる原因としては、、、
- 不規則な生活
- 運動不足
- ストレス
- 栄養不足
とくに注意したいのが、4番目の[栄養不足]です。
食事は、人が生きていく上で大切な行為。偏った超加工食品やお菓子、糖分、トランス脂肪酸を摂っていたら、身体の調子がおかしくなるのも仕方ありません。
- 良質なタンパク質やビタミン・ミネラル(微量ミネラル)を摂らないと代謝も上がりません
身体から、ビタミン・ミネラルが不足すると、乳酸か分解されにくくなり、疲れが取れづらくなります
体温が1℃下がるとどうなるか
私たちが食べた食物は、体内に取り込まれて血液によって身体中に届けられエネルギーになります。細胞の中のミトコンドリアが、エネルギーに変えてくれるています。
これが、、、
- 代謝が落ちると、体内でエネルギーが作られないので、内臓の働くが悪くなります。
体温が1℃下がると、、、
体温が1℃下がるとどうなるか・・・ | |
代謝が12%低下 | 風邪を引きやすくなります |
免疫力が30%低下 | 代謝が悪いので体重が増えやすくなる |
酵素の働きが50%低下 | エネルギーの生産力が下がる |
体温が35℃台 | ガン細胞が大活躍する温度。ガン細胞は、42.5度を超えると死滅する |
と、以上のように低体温で良いことはありません。
■超高齢者は、別です。超高齢者は、体温低いほうが長寿であるという研究結果があります。実際に105歳まで長生きした日野原重明医師は、目覚めた時の体温は35℃を下回っていたという話もあります。
体温が1℃下がると体重が年間7kgも増える
私たちの体温が1℃下がると、風邪を引きやすいとか自律神経失調症、生理不順になりやすいなどということが分かりました。
また、体温が1℃下がると体重が増えていくことも分かっています。
下の表は、12歳以上の1日の基礎代謝をあらわしたものです。
女性:年齢別基礎代謝(kcal/日) | ||
年 齢 | 参照体重 | 基礎代謝(kcal/日) |
12~14(歳) | 47.5kg | 1,410 |
15~17(歳) | 51.9kg | 1,310 |
18~29(歳) | 50.0kg | 1,110 |
30~49(歳) | 53.1kg | 1,150 |
50~69(歳) | 53.0kg | 1,100 |
70 以上(歳) | 49.5kg | 1,020 |
厚生労働省:e-ヘルスネット > 加齢とエネルギー代謝
たとえば、30~49歳の人を見てみましょう。
この人は、1,150kcalが基礎代謝ですから体温が1℃下がった場合は、代謝が12%低下するので
1150kcal×12%=138kcal
消費されないことになります。この状態が、1年間続くとすると、余剰となるエネルギー量は、
138kcal×365日=50370kcal
脂肪1kg(1,000g)を消費するには、、、
脂肪1gは、9kcalですが、1,000gの脂肪のうち2割は水分や細胞を構成するさまざまな物質で構成されているといわれますので、除外します。
すると、、、
9kcal×1000g×80%=約7200kcal
ですから、、、
5037kcal ÷ 7200kcal= 6.99kg
体温が1℃下がると、1年間で蓄積される余剰の体脂肪は、約7kgになるのです
「最近、歳とってきて痩せられなくなった」「最近、疲れが取れない・・・」といった悩みは、じつは、低体温に合ったのかも知れません。
低体温と冷え性は、同じではありません
よく勘違いされる話に、「冷え性と低体温って、同じなの?」という話題がありますが、そうとは限りません。
女性の7割は冷え性だと感じているようです。男性に比べてエネルギーを作り出す筋肉量が少ないのがおもな理由です。
低体温と冷え性の違いとは、、、
- 低体温は、36℃を下回っている体温
- 冷え性は、普通の人が寒さを感じていない温度で、カラダが冷えてつらい症状
冷え性は、冬だけの話ではなく、夏場の強烈なクーラーによっても起こります。また、ビールなど冷えたものを身体に急激に入れることでも起こります。
体温を1℃上げて基礎代謝も上げよう
たった1℃体温が上がると、500〜600%免疫力が向上する
体温が1℃下がると、だいぶ私たちの生活に影響をおよぼすことが分かりましたが、逆に、たった1℃体温が上がると、500〜600%免疫力は向上します。
たった体温が1℃上がるだけで、、、
- ストレスに強い、病気になりにくい身体になります
では、体温を1℃上げるにはどうすれば良いのでしょうか。
体温を1℃上げる方法【お風呂に入る】
簡単で毎日できて、すぐ体温を1℃あげられるのは、なんといっても【お風呂に入る】こと。
お風呂の記事は、ここでも詳しく紹介しています。
とても効率的な入浴方法は、、、
- お風呂に入る前に5分ほど軽い筋トレをする
- お風呂の温度は、41℃に設定する
お風呂の温度が、41度以下が副交感神経を優位に保つために最適な温度になります。また、良質な睡眠を得られるようになるので、翌日は疲れがスッキリと取れているはずです。
体温を1℃上げる方法【運動する】
私たちの体温の4割は、筋肉で作られているといわれています。
おすすめの運動方法は、なんといってもウォーキングです。
何も「朝早く起きて、歩きなさい」といっているのではありません。通勤や買い物、階段の上り下り、エスカレーターを使わず階段を上るなどなど、日常生活において、ウォーキングできる場所や回数はいくらでも見つけられます。また、一駅歩くというのも良いでしょう。
姿勢を良くするだけでも基礎代謝が20%もアップします。
この内容は、以下の記事にまとめてあります。
体温を1℃上げる方法【飲みものと食べ物】
良質なタンパク質やビタミン・ミネラル(微量ミネラル)を摂らないと代謝も上がりません。と書きましたが、これはとても重要なこと。
1日の栄養99.7%は、たった0.3%のミネラル不足でダメになる
のです。
脂肪をエネルギーに変換するためにもミネラルは必要です。いくらダイエットを頑張っても、じつはミネラルが不足していると、脂肪は思うようには減ってくれないのです。
この情報は、以下の記事にまとめてあります。
また、飲みものに関しては、【白湯】をおすすめします。
朝目覚めた時に、白湯を飲むと、腸内が整えられます。さらに、おきたての体内の血液はドロドロ状態ですが、白湯を飲むことでドロドロを解消してくれます。
以上。
また、次回。
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