先日友人が、熱中症で倒れて入院したのでお見舞いにいったら、死ぬ直前だったみたいで驚いた。人ごとじゃないよね。
と、いう方へ。
熱中症は、お年寄りだけではなく
20代、30代〜50代、60代と
幅広い年齢層で発生しています。
しっかりした対応策が必要です。
今回は、熱中症の対策の話です。
■もくじ
- 熱中症の症状とは
- 熱中症になったときの対策とは
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
熱中症の症状とは
熱中症の症状を知ろう
熱中症とは、高温で多湿な環境で、体内温度が上昇し、体内の水分やナトリウムなどの塩分のバランスが崩れてしまい、体内の調整機能が崩れてしまい発症する障害の総称
熱中症は、なぜ起きるのか
私たち人間は、カエルのような外気温に従って体温を変化させる変温動物ではなくて、一定の体温を維持する恒温動物です。
ですから、、、
身体の体温の上昇を防ぐために余分な熱を捨てなければなりません。この熱を下げる役割を持っているのが血液です。体温上昇により温められた血液は、身体中をめぐり、皮膚の葉面に近い無数の毛細血管を流れる途中で冷やされ、これによって体温は下がるのです
ですが、体温を下げられない、余分な熱を捨てられない主な原因としては、、、
脱水症状、高温多湿、身体の調子(体調)、屋外での長時間になる作業、激しい運動、高齢者、肥満 など
熱中症による脱水症
熱を捨てる役割を担っているのが血液。この血液の量が減ってしまうので、体温が上がってしまう。
熱中症による高温多湿
身体の熱を排泄する機能を上回るほどの高い外気温。そして湿度の状態では、十分にからだが冷えないため体温が上がってしまう。
身体の調子(体調)
低栄養状態、睡眠不足、二日酔い、などで体調が不良な場合に高温多湿の環境にいると熱を排泄する機能が十分に働けない。すると、体温が上がってしまう。
長時間の屋外作業や激しい運動
高温で多湿な環境の中で、激しい運動したり長時間作業を行うと、脱水と熱を排泄する機能を上回る環境要因のため、比較的容易に体温が上がってしまう。
高齢者や肥満
高齢者は、外気温が上昇してもあまり暑く感じなくなります。これは、体温を調整する機構が働かないため、容易に体温が上がってしまうのです。
また、肥満になると、肥って皮下脂肪が多いので熱の発散がしにくくなります。
熱中症に関しては、この記事でも紹介しています。
こんな症状が熱中症のサインです
- めまいや顔のほてり
- 筋肉痛や筋肉のけいれん
- 体のだるさや吐き気
- 汗のかきかたがおかしい
- 体温が高い、皮ふの異常
- 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
- 水分補給ができない
熱中症のサイン:めまいや顔のほてり
めまいや立ちくらみ、顔がほてるなどの症状が出たら、熱中症のサインです。 一時的に意識が遠のいたり、腹痛などの症状が出る場合もあります。
熱中症のサイン:筋肉痛や筋肉のけいれん
「こむら返り」と呼ばれる、手足の筋肉がつるなどの症状が出る場合があります。 筋肉がピクピクとけいれんしたり、硬くなったりこともあります。
こむら返りに関しては、この記事でも詳しく解説しています。
熱中症のサイン:体のだるさや吐き気
体がぐったりし、力が入らない。吐き気やおう吐、頭痛などを伴う場合もあります。
熱中症のサイン:汗のかきかたがおかしい
拭いても拭いても汗がでる。もしくはまったく汗をかいていないなど、汗のかきかたに異常がある場合には、熱中症にかかっている危険性があります。
熱中症のサイン:体温が高い、皮ふの異常
- 体温が高くて、皮膚を触るととても熱い
- 皮膚が赤く乾いている
などの症状も熱中症のサインです。
熱中症のサイン:呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
- 声をかけても反応しない。
- おかしな返答をしたりする
または、、、
- 体がガクガクとひきつけを起こす
- まっすぐ歩けない
などの異常があるときは、重度の熱中症です。 すぐ救急車を要請しましょう。
熱中症のサイン:水分補給ができない
- 呼びかけても、呼びかけに反応しない
- 自分で上手に水分補給ができない
この場合は、大変危険な状態にあると思われます。
この場合は、、、
- むりやり水分を口から飲ませることはやめましょう。すぐ救急車を要請しましょう
なぜなら、、、
- 意識がないときに飲んだら、誤って気道に流れ込む可能性があるからです
熱中症になったときの対策とは
熱中症になってしまったらどうするか
とくに屋内で熱中症になるケースが圧倒的に多いのですが、いざ熱中症の症状がいろいろとみられたら、、、
- 涼しい場所に移動し、安静にしましょう
- 水分と電解質の補給(ミネラル水)を補給すること
熱中症は、死にいたる病気だと判断してその症状によって対応を速やかに行いましょう。
熱中症:「セルフケア」と「救急車を呼ぶ場合」
セルフケアできる熱中症では
症状が軽いとき
自力で水分補給や電解質の補給(ミネラル水)を補給することができて、尚かつ[意識がハッキリしている]ような場合は、速やかに涼しい場所を見つけて移動し、安静にして様子をみましょう
軽い症状とは、、、
立ちくらみ、めまい、筋肉のけいれん、倦怠感、脱力感など
そして、、、
- 着ている服の襟元を緩めたり脱いだりして、扇風機の風にあたります
また、、、
- 首筋やわきの下、足の付け根、足首など動脈が通っている部分を氷嚢や氷で冷やすのが効果的
救急車を呼ぶ場合の熱中症では
以下のような症状は、救急車を呼んでください。
- 激しい頭痛や吐き気
- 40度近い高熱
- 自力で水分がとれない
- 異常行動や意識障害がみられる
- けいれんを起こしている
まわりにいる人が、救急車を呼んであげることが必要です。
分類 | 症状 | 対応方法 |
I度 | めまい・失神(立ちくらみ) 筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り) 大量の発汗 |
すぐに涼しい場所に移してからだを冷やし水分・塩分を与える |
II度 | 頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感 | 自分で水分・塩分をとれない場合は、すぐに病院に搬送する |
III度 | 意識障害・けいれん・手足の運動障害 高体温 |
すぐに病院に搬送する |
日頃から熱中症にならない対策を
熱中症にならないためには、日頃から暑さに負けない健康な体づくりが大切です。
たとえば、、、
- 概日リズムに従って、十分な睡眠をとる
- 適度な有酸素運動をする
- 偏らないバランスのよい食事を心がける
そして、、、
いつでも水分と電解質の補給(ミネラル水)補給できるようにしておく
以上。
- 参考文献
- 厚生労働省:熱中症の死亡数の年次推移
- 厚生労働省:熱中症予防のために
- 環境省:熱中症予防情報サイト:熱中症の予防方法と対処方法
- 一般財団法人日本気象協会:熱中症について学ぼう:症状
- くすりと健康の情報局:熱中症の対策
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また、次回。
- Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
- Photo by Jakob Owens on Unsplash