「このまま数値が上がれば、慢性腎臓病になりますよ」って警告されたので、慌てて調べたらけっこうヤバイ病気・・・どうすれば改善できるのかな。怖いよ。
と、いう方へ。
新国民病といわれる慢性腎臓病(CKD)は、どんどん増えています。
その原因は、食生活の欧米化の影響もあって、私たちの腎臓は悲鳴をあげています。
今こそ、、、
立ち止まって食生活と生活習慣を見直して、丈夫で元気な腎臓になりましょう。
今回は、「腎臓を守る生活習慣の改善」の話です。
■もくじ
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
慢性腎臓病(CKD)の現状を把握しよう
新国民病といわれている慢性腎臓病(CKD)患者は、20年で約2倍に増加
こんにちは。コータローです。
僕は先日、こんなツイートをしました。
慢性腎臓病(CKD)患者は、全国に1330万人いて、透析患者数は33万4千人。
— コータロー@横浜 (@kotaroblog) November 8, 2020
そして、ここ20年で2倍にも増加しています。
世界では、年間120万人の人が、慢性腎臓病によって死亡し、1990~2017年、CKD全年齢死亡率は40%強も増加。
世界中の人々が、生活習慣の乱れやミネラル不足で罹患しています。
慢性腎臓病(CKD)患者は、全国に1330万人いて、透析患者数は33万4千人。 そして、ここ20年で2倍にも増加しています。 世界では、年間120万人の人が、慢性腎臓病によって死亡し、1990~2017年、CKD全年齢死亡率は40%強も増加。 世界中の人々が、生活習慣の乱れやミネラル不足で罹患しています。
慢性腎臓病(CKD)は、ここ20年で2倍も増加
厚生労働省が、出している[腎疾患対策検討会報告書(案)~腎疾患対策の更なる推進を目指して~]レポートを見ると、慢性腎臓病(CKD)は1995年から2015年で約2倍に増加していることが分かります。
慢性腎臓病(CKD)の定義をこのレポートでは以下のように定義しています。
医学的には、「蛋白尿」等または「腎機能低下」が3ヶ月以上続く状態と定義されている。
厚生労働省:腎疾患対策検討会報告書(案)~腎疾患対策の更なる推進を目指して一部改変
そして、
このレポートでは、、、
平成17年時点でのCKD 患者数は、成人の約8人に1人にあたる約1,300 万人とされており、頻度が高い。近年、透析患者数の増加は鈍化しているが、減少には至っておらず、平成28年末には329,609人に達している。
と、あります。
「糖尿病」を患っている人が新規透析患者の4割を占めている
透析患者に新たになる人の割合は「糖尿病患者」が4割以上を占めています。
多い順から「糖尿病性腎症」、「慢性糸球体腎炎」、「腎硬化症」、「多発性嚢胞腎」
腎不全は、死因7位
このレポートでは、慢性腎臓病(CKD)に関して死因7位で、循環器系疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)のリスクが高いとあります。
腎不全は、悪性新生物、心疾患、肺炎、脳血管疾患、老衰、不慮の事故に次いで我が国の死因の第 7 位である(平成 27 年人口動態調査)が、透析患者をはじめとする慢性腎臓病(CKD)患者は、心疾患や脳血管疾患等の合併症が死因となることが多い。
このように 慢性腎臓病(CKD)は国民の健康に与える影響が大きく、生命をおびやかす重篤な疾病であると広く認識されるべきである。
厚生労働省:腎疾患対策検討会報告書(案)~腎疾患対策の更なる推進を目指して一部改変
いかがだったでしょうか。
腎臓病がこんなにも蔓延しているとは、本当に驚きです。
【成人の8人に1人が腎臓病】になっているのです。
もう人ごとの問題ではないですよね。
このレポートにもありますが、、、
腎臓は「沈黙の臓器」と言われおり、自覚症状が乏しいし、症状を自覚したときには、『時すでに遅し』というケースも少なくないのです。
なので、定期的な健康診断も必要です。
そして、セルフケアも大切です。
「沈黙の臓器である腎臓」をいたわる生活を心がけましょう。
腎臓を守る生活習慣【3つの改善とは】
1)腎臓を守るための生活習慣は、まず『減塩』です
僕は、先日こんなツイートをしました。
よく「塩分を控えてください」と耳にします。
— コータロー@横浜 (@kotaroblog) November 8, 2020
日本人の1日の塩分摂取量は平均9.9g。厚生労働省の摂取目標は、男性8g。女性7g。
一般的なコンビニの弁当の塩分量は、[4g]と驚きの量です。
因みに野生の動物の1日の塩分摂取量は、たったの2g。
いかに人間が塩分摂り過ぎなのか分かりますよね。
よく「塩分を控えてください」と耳にします。
日本人の1日の塩分摂取量は平均9.9g。厚生労働省の摂取目標は、男性8g。女性7g。
一般的なコンビニの弁当の塩分量は、[4g]と驚きの量です。
因みに野生の動物の1日の塩分摂取量は、たったの2g。
いかに人間が塩分摂り過ぎなのか分かりますよね。
2017年(平成29年)の「国民健康・栄養調査」によると、日本人の塩分摂取量は1日平均9.9gです。
厚生労働省が、2015年(平成27年)に食塩の摂取目標を設定しました。
それは、、、
- 食塩の1日摂取目標:男性8g
- 食塩の1日摂取目標:女性7g
でした。
そして、血圧の高い人には、、、
- 食塩の1日摂取目標:6g
腎臓と食塩(ナトリウム)の関係は、とても重要
腎臓と電解質との関係は、非常深い関係にあります。
とくに、食塩(ナトリウム)との関係は特別です。
腎臓は、食事で摂った塩分を尿として排泄する重要な働きがあります。
なので、、、
食事で塩分をたくさん摂ると、それだけ腎臓に負担がかかる
というわけです。
腎臓に優しい食事とは「塩分を摂り過ぎない」食生活でありこれが生活改善の大きな1つになります。
腎臓と電解質、およびナトリウムの関係に関しては、この記事でも詳しく解説しています。
2)腎臓を守る生活習慣[タンパク質]の摂取をコントロール
腎臓は、老廃物を尿として排泄しています。
たとえば、、、
腎臓は、食事で摂った「タンパク質」を代謝させて『尿素』や『クレアチニン』などを老廃物として排泄しています。
なので、、、
「タンパク質」を多く摂り過ぎてしまうと、『尿素』や『クレアチニン』が上手に排泄されず、体内に増加することになります。なぜなら、これらは腎臓からしか排泄されない物質だからです。なので、「タンパク質」を多く摂り過ぎてしまうと、腎臓の大きな負担になってしまうのです。
ですから、、、
腎臓を守る生活習慣としては、タンパク質の摂り過ぎに注意することが大切です。
腎臓の機能が弱まると『尿にタンパク質が多く混ざる』ことがあります。これは、【低タンパク血症】と呼ばれますが、『ネフローゼ症候群』といいます。
【低タンパク血症】になると、風邪を引きやすくなるといわれています。
3)腎臓を守る生活習慣[水分]を積極的に摂る
腎臓は、体内の水分量を調節する働きがあります。
人が1日に摂る水分量の目安は、2.5リットル
人間が、1日に排泄する水分は2.5リットルになります。なので、人が1日に摂る水分量の目安は、同じ2.5リットルでないといけません。
1日に2.5リットルもの水分の摂取が必要なのです。
・食事で、1.0リットル
・体内で、0.3リットル
・飲み水で、1.2リットル
適度な水分補給をしないと、脱水症状を起こしてしまいます。すると、腎臓にも大きな負担がかかるのです。
既に、『腎臓病』の人はドクターに相談しましょう。
『腎臓病』の人が、水分を多く摂っても治りません。
というのは、、、
腎臓の機能が、低下ししてしまうと『尿の量』が減ります。
すると、体内の水分量が増えるので「むくみや体重の増加」から「呼吸困難」「血圧の上昇」にも繋がってくるので、要注意ですからかかりつけのお医者さんと相談してください。
以上。
また、次回。
- Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
- Free-PhotosによるPixabayからの画像