やめたくてもやめられないのが依存症、自己コントロールできない状態

マイルドドラッグ-砂糖依存症

砂糖依存症のようなワタシ。いつもそばに甘いものがないと、落ち着かないんです。ただ甘いだけだから病気じゃないと思うけど、ちょっと不安。

と、いう方へ。

lady

砂糖依存症も十分依存症です。
行き過ぎると危ないです。
というのは、
長い年月をかけて
生活習慣病などのリスクが高いからです。




今回は、『依存症』のことを深掘りしてみたいと思います。

■もくじ

  1. 依存症のこと
  2. そもそも依存症で何が問題なのか
  3. 依存上の原因は「脳」にある
  4. 依存症は、果たして治る病気なのか

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

依存症のこと

依存症のこと

自己コントロールできないことを依存症と呼ぶ



こんにちは。コータローです。

僕は先日、こんなツイートをしました。


砂糖依存症は、甘いだけだから、そんなに大変なことじゃないでしょ。 と、思っているかもしれませんが、 弊害は多くて糖尿病や心疾患、身近なとこでは、肥満、虫歯、肌荒れ、イライラなどさまざまな問題を含んでいます。 また、糖質はほとんどの加工品にも含まれており、抜け出すのはまさに困難です。


砂糖依存症に関しては、
この危険性を何回も訴えてきました。

麻薬のコカインと同様の依存性がある砂糖:砂糖依存症を深掘りします

私たちは、多くの加工食品を経由して、たくさんの砂糖を摂取している

【これで納得】砂糖の正体とは!天然甘味料と人工甘味料の違いを知る




依存症とは何か

「砂糖依存症」なんて、「単なる甘いもの大好き」だけなんだから・・・

「そんなに目くじら立てることでもないんじゃないの」

って、思っているかもしれません。

が、、、

砂糖依存症=マイルドドラッグは、長いこと続けていると本当に危険なのです。

そこで、、、

【依存症】とは、なにかを知ることで、その危険性を具体的に掴めるかもしれません。

ググってみると、一番最初にヒットするのは、、、

依存症とは
「依存症」とは、アルコール、薬物、ギャンブル、インターネットゲームなど、特定の物質使用や行為をくり返すことで、それが身体的、精神的になくてはならない状態になり、自分ではコントロールができなくなった結果、自身を傷つけ、周囲を巻き込むなど、社会活動が困難になる問題です。

本人は「やめたくてもやめられない」状態に変化をしており、特定の物質や行為を「よくないことだ」とわかっていてものめりこんでしまいます。

ワンネス財団:依存症とは
自分ではコントロールができなくなった結果
自分ではコントロールができなくなった結果



精神的になくてはならない状態になり、自分ではコントロールができなくなった結果、自身を傷つけ、周囲を巻き込むなど、社会活動が困難になる問題

が、一番最初にヒットしました。



厚生労働省のページでも同様のことが書かれていました。

人が「依存」する対象は様々ですが、代表的なものに、アルコール・薬物・ギャンブル等があります。
このような特定の物質や行為・過程に対して、やめたくても、やめられないほどほどにできない状態をいわゆる依存症といいます。
厚生労働省:依存症についてもっと知りたい方へ



テレビのニュースなどで、ドラッグに犯されたタレントが何回も依存症によって逮捕されるのを見ます。

1回、薬に陥ると抜け出すのは困難なようです。
「依存症」は、本当に怖いと思います。

物質依存アルコール、薬物(覚せい剤・大麻などの違法薬物、処方薬)、タバコなど行為依存ギャンブル、買い物インターネットゲーム性行為など人間関係依存異性、DV、共依存など
依存症の種類と対象

依存症には2種類ある

依存症は、『やめたくてもやめられない』状態に陥ること。

この依存症には、2種類あるようです。

それは、、、

  • 物質への依存
  • プロセスへの依存
物質への依存

「物質への依存」とは、いわゆるアルコールや麻薬などの薬物(砂糖もこのカテゴリーに入ります)などの物質に依存してしまう症状のこと。

アルコール、麻薬、砂糖などの依存性のある物質を繰り返し摂取すること。

これは、以下のように発展していきます。

  1. 以前と同じ量や回数では満足できなくなり
  2. 次第に使う超や回数が増えていき
  3. 使い続けないと気が済まなくなり
  4. 自分でもコントロールできなってくる

という、とても[危ない]状況になります。



プロセスへの依存
プロセスへの依存とは
プロセスへの依存とは、物質ではなく、競馬やパチンコなどのギャンブルに興奮したり(ギャンブル依存症)、SNSでの人とのつながりでの依存など、特定の行為から得られる刺激や安心感にのめりこみ、やめられなくなって、日常に支障を生じている状態
特定の行為から得られる刺激や安心感にのめりこみ、やめられなくなって、日常に支障を生じている状態
特定の行為から得られる刺激や安心感にのめりこみ、やめられなくなって、日常に支障を生じている状態


「物質への依存」も「プロセスへの依存」も共通していることは、、、

  • 繰り返す
  • より強い刺激を求める
  • やめようとしてもやめられない
  • いつも頭から離れない

など、依存症としての特徴がだんだんと出てくることのようです。



 





そもそも依存症で何が問題なのか

依存症で何が問題なのか

依存症は、愛する家族や友人、そして自分にも悪影響をおよぼします

依存症だっていうけど、一人で楽しんでいるんだから、別にいいじゃん」って、突っ込まれそうですが、「そもそも依存症の何が良くないのか?」

確かに、誰にも迷惑をかけていないのであれば、問題は無いように思えます。


そこで、依存症によって問題な点が2つあるのでピックアップします。


それは、、、

  • まわりの家族と友人や環境
  • 身体や心に悪影響



依存症によって、まわりの家族と友人や環境

まず、理解しなければならないこととして『依存症は、病気です』

どんな病気かというと、、、

依存症は、適切な治療をしないと、量や頻度がだんだんと増えていく進行性の病気

だということ。

依存の状態が、どんどん進行していくと、自分だけでは治まらず、愛する家族やまわりの友人にまで巻き込んでいくことになります。


たとえば、、、

  • 家族や周囲の人との人間関係よりも、飲酒や薬物使用、ギャンブルなどを優先する
  • 家族に嘘をついたり、借金をしたり
  • 飲酒や薬物使用、ギャンブルなどしていることを隠したりする

などが、依存症の症状です。


また、、、

依存症の人は、本人が病気だという自覚がないのも困りもの。

その中で家族は、、、

「世間にばれたら恥ずかしい」とか「こんな家族の状態を世間に知られたくない」などの思いで悩んでいたりします。

依存症によって、愛する家族やまわりの友人にまで巻き込んでいく
依存症によって、愛する家族やまわりの友人にまで巻き込んでいく



依存症によって、本人の身体や心に悪影響

誰だって、楽しい事があると夢中になって時間が過ぎるのを忘れてしまうことあります。

ですが、依存症になるとその「度」が過ぎるのです。

ですから、「依存症は病気なのです」

と、いうのは、、、

依存症になると、脳がまた「快感=ご褒美=報酬」を求めてエスカレートしていきます。正しい判断ができなくなり、本人の生活基盤の優先順位がゴチャゴチャになってしまいます。


たとえば、、、

  • 生活サイクルが狂ってしまい、睡眠や食事を疎かにする
  • 家族や友人との時間をないがしろにする
  • なによりも依存症(薬物や飲酒、ギャンブルなど)の対象を優先する


その結果・・・

自分本人のカラダやココロ、精神に悪影響をおよぼしていきます


このような依存症の状態が進行してしまうと、、

  • ギャンブルのために仕事を休んだり
  • 借金を起こしたり
  • 薬物に手を出したり

など、犯罪までの危険がおよびます。



このような状態は、本来、依存症になる前の自分自身が望んでいなかった状況ではないでしょうか。







依存症は、病気です
依存症は、病気です
くり返しますが、依存症は病気です

依存症は、本人の意志で「物質」や「行為」をやめたり、少なくしたりできなくなる病気です。


本人の意志のみで、治すことのできない病気なのです。

また、

依存症は、適切な対応を取らなければ、その症状は、少しずつ悪化していくもの。
そして、、、
家族や友人など愛する人々は、本人のつく嘘に傷つけられ、依存症の家族が作った借金を返済したりと、負のスパイラルに陥ります。



これは、本来、求めていた生活ではありません。

 





 





依存上の原因は「脳」にある

依存上の原因は「脳」にある

依存症は、コントロール障害

薬物に犯されたタレントさんが、毎回、薬物を使用して逮捕されます。
ですが、本人はいつも「心の底から謝って、反省」しています。その繰り返しのように見えます。

なぜ、なのでしょうか?

それは、、、

依存症は、周囲の人がいくら諫めても、また、本人がいくら反省をして深い後悔の念にとらわれても、またくり返してしまう病気だから。

です。

これは、、、

脳の問題なのです。

依存上の原因は「脳」にある
依存上の原因は「脳」にある

依存症になった脳の仕組みとは

麻薬などの薬物でたとえると、、、

薬物が、体内に侵入すると、脳内ではドパミンという脳内伝達物質の1つが分泌されます。この快楽物質であるドパミンが脳内に放出されると、中枢神経が興奮します。

これが、、、

依存の原因。快感とよろこびに繋がります。

この快感とよろこびの感覚が、脳では「ご褒美=報酬」に認識されて、脳内では【報酬を求める回路】できあがります。


ですから、、、

依存物質が体内に入ることで、脳は【報酬を求める回路】を使って満足させる

のです。

この回路ができあがると、依存させる物質が入ってきただけで、快楽物質が強制的に分泌されるようになります。

また、、、

この繰り返しが行われることで、次第に喜びを感じる中枢神経が低下します。

低下していくと、以前のようなよ転びに達しないので、もっと刺激を求めて【薬物の頻度や量】増えていくのです。

この繰り返しで、どんどんその量や頻度は増えていくという負のスパイラルが発生します。



このような状態になると、もはや本人の意志ではどうにもならなくなります。

【脳】が、報酬=快楽を求めてエスカレートしているからです。



ですから、、、

依存症という病気は、依存症患者の意志の強さや弱さ、また性格の問題ではなく、脳が引き起こしている問題なのです。

 





 





依存症は、果たして治る病気なのか

依存症は、果たして治る病気なのか

依存症は治療できる

依存症は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病と同じ慢性疾患といわれています。

と、いうことは、糖尿病などと同じでしっかりと疾病に対して付き合っていくことが大切。

糖尿病も自分のケア、家族のケアがあって快方に向かいます。

ですから、、、

依存症を治すには、対象物をやめることが大切です。やめ続けることが大切なのです。

確かに、何回も薬物使用で逮捕されるタレントを観て、簡単なことではないことがわかります。

しかし、「やめ続ける」ことで、少しずつ良くなります。

依存症を治すには一人で悩まず、まわりの手を借りよう

今までみてきたように、依存症を治すには、ハンパないことが分かりました。

なので、「自分で何とかしよう」とか「自力で」などと考えてはいけません。
なぜなら、病気なのです。

ですから、良いアイデアとして、、、

依存症を上手に治す方法として、専門の医療機関や保健所、精神保健福祉センターなどの行政機関に相談する。もしくは、専門家に適切なアドバイスをもらう。

などのよい方法があります。

さらに、、、

同じ苦しみを負っていて、懸命に努力している人同士でのミーティングができる施設もあります。お互いに苦しんでいる者同士で、情報交換するのも回復するには素晴らしい方法だと思われます。

なので、、、

地域の保健所や精神保健福祉センターなどに積極的に活用することで、依存症から抜け出ましょう。

積極的に活用することで、依存症から抜け出ましょう。
積極的に活用することで、依存症から抜け出ましょう。

 





以上。

 


















また、次回。