「かくれ脱水」から熱中症にならない生活習慣を身につける工夫とは!

かくれ脱水・かくれ熱中症

熱中症で救急車に運ばれた同僚から聞いた話では、ドクターから「かくれ脱水」には気をつけるように。ということだった。不安。

と、いうかたへ。

本人では気づきにくい
「かくれ脱水」

確りした知識があれば
熱中症予防ができますよ。





今回は、「かくれ脱水から熱中症を引き起こす」話です。

■もくじ

  1. 「かくれ脱水」が熱中症を引き起こす
  2. 「かくれ脱水」から熱中症にならないための対策

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

「かくれ脱水」が熱中症を引き起こす

知っておこう熱中症のトリガー「かくれ脱水」のこと

知っておこう熱中症のトリガー「かくれ脱水」のこと

熱中症が多発する時期は、例年でいうと6月〜8月にかけて。湿度が高い梅雨時期は、脱水症状に陥っていることに気づかない人が多く、「かくれ脱水」を起こしています。

[かくれ脱水]とは、脱水症になりかけているのに、脱水症の症状に気がつかないために、深刻な脱水状態になる一歩手前の状態をいいます

「かくれ脱水」に関しては、この記事でも詳しく解説しています。

重篤な水分不足の状態なのに、本人は気づきにくい[かくれ脱水]とは

梅雨のジメジメとした湿気の多い季節から太陽が照りつける真夏になる間、身体が[猛暑]についていけない状態があります。

いわゆる、、、

身体の適応力が、真夏の酷暑に追いつかない状態。適切に水分の摂取量が上手になっていない状態が続きます。こういった時期が1番「熱中症」や「かくれ脱水」になりやすい危ない時期です。

私たちの身体の水分量は、成人男性が体重のおよそ60%、成人女性が体重のおよそ55%。高齢者なら50%。この水分量は、水分と塩分(電解質)が混ざった液体からできています。

「かくれ脱水」は、この【水分と塩分(電解質)が混ざった液体】が減っている状態を指します。

そして、、、

【水分と塩分(電解質)が混ざった液体】が減った状態の「かくれ脱水」に真夏の暑さが加わると「熱中症」を引き起こすのです

梅雨から突然猛暑になることで、身体はまだ暑さに対して「慣らし運転」ができていない状態なので、汗を上手に蒸発させることができません。おまけに湿度も高いために脱水症が起こりやすいのです。

熱中症のトリガー「かくれ脱水」が起こりやすい場面は

2020年8月3日~8月9日のデータでは、熱中症によって救急搬送された数は、なんと6664人。

年齢階層別では、、、

  • 新生児が0.0%
  • 乳幼児が0.5%
  • 少年が8.6%
  • 成人が33.4%
  • 高齢者が57.6%

地域別では、、、

東京都の668人がもっとも多く、次いで埼玉県の484人。

また2020年5月時点で気象庁が発表していた最新の夏季予報では、平均気温は平年と比べてやや高め(東・西日本と沖縄・奄美では高く、北日本では平年並か高い)との話だった。降水量は全国的にほぼ平年並との予想と合わせると、熱中症リスクの観点では要注意な状況と判断できる。さらに今年は新型コロナウイルスの流行で、マスク着用を求められる場面が多いことから、熱中症には一層の注意が必要となる。ヤフーニュースより。

たったの1週間で6664人もの人々が救急車で運ばれました。

 

「かくれ脱水」が起こりやすい条件とは、どんな状況でしょうか。

環境省環境保健部環境安全課、熱中症環境保健マニュアルでは、以下のようになっています。

  • 気温が高い日
  • 暑くなり始め
  • 湿度が高い日
  • 風が弱い日
  • 日差しが強い日
  • 熱帯夜の翌日
  • 照り返しが強い場所
  • 熱いものがそばにある場所
  • 急に暑くなった日
熱中症が起こりやすい場所その1:屋外

工事中の現場や畑などの屋外。太陽が照りつける屋外で長時間の作業は、熱中症の罹患率を高めます。照りつける太陽に加えコンクリートの反射熱など猛烈な暑さになります。
また、こういった状況では日影がない。アスファルトの照り返しが強く、危ないと思われるほどの熱になります。

熱中症が起こりやすい場所その2:屋内

高いビルやマンションの最上階は、熱中症の危険度が高くなります。気密性の高い部屋で、高齢者やテレワークで仕事をしている人などエアコンによって、部屋は乾燥し、身体から水分が蒸発するので、本人では脱水状態だと気づきにくい状態にあります。
さらに、熱帯夜など気温が高いときは、寝ている内に熱中症になるケースもあります。

熱中症が起こりやすい場所その3:車内

運転しているとトイレに行かないように水分を控えるような行動を取ると、車内は異常に乾燥しているので、水分が蒸発し「かくれ脱水」から熱中症になるケースが多くなります。
また、幼児や乳幼児を車内に置き去りにすると、例年ニュースで流れるように車内ではわずかな時間でも危険な状態になります。

熱中症が起こりやすい場所その4:学校

学校の運動場や体育館も「かくれ脱水」から熱中症になる危険度が高いです。たとえば、体育館では、高温多湿になる場合が多く、締め切られた環境では熱中症になるケースが多発します。
さらに、部活動などで激しい運動をすることで「かくれ脱水」から熱中症になりやすいです。

こんな人が、「かくれ脱水」から熱中症になりやすい

高齢者

高齢になると、喉の渇きを感じる「口渇中枢」が減退します。これは、水分が必要な状態であったとしても、「のどの渇き」を感じにくくなっているのです。
通常であれば、身体の2%相当の水分がなくなると「のどの渇き」を感じますが、高齢者は、汗をかいて体内の水分が失われている状態でも、身体が渇いていることにを自覚しにくくなっています。

身体から3%相当の水分が失われると、脱水症状が起こり始めます。

子ども

幼い子どもは、のどが渇いていても、「のどが渇いているから水をください」という表現ができない場合が多いので、まわりの大人が気づいてあげる必要があります。
とくに、子どもはその成長過程において、大量の水分を必要とします。ですから、常に水分を補給してあげる必要があるのです。

持病の人

糖尿病や動脈硬化、高血圧や心不全で利尿薬を飲んでいる人などは、「かくれ脱水」から熱中症になりやすく、重症化しやすい傾向にあります。
このような生活習慣病を持っている人は、共通して水分の保持力が落ちています。たとえば、糖尿病や動脈硬化なら、老廃物を排泄する腎臓の働きが低下しており、慢性的な水分不足になっています。
そして利尿薬は、脱水を促す薬なので、「かくれ脱水」から熱中症になりやすいのです。

 





 





「かくれ脱水」から熱中症にならないための対策

かくれ脱水」から熱中症にならないための対策

熱中症を予防する生活習慣とは

「かくれ脱水」は、夏場と冬場に多く現れます。夏場は、暑さに対応しきれていないためで、冬場は、寒くて乾燥しているときは皮膚から水分が多く蒸発して脱水症状を起こしています。

そこで、今回は、夏場に「かくれ脱水」から熱中症にならない生活習慣を紹介します。

暑さに慣れる

夏の暑さに慣れることが大切です。というのは、暑さに慣れていないので発汗が上手にできていません。

暑さに慣れる手っ取り早い方法は、有酸素運動です。運動することで、発汗作用が高まります。また、血液の循環もよくなるので、万病の元である低体温を解消することができます。
さらに、血流がよくなれば新鮮な酸素や栄養を速やかに全身に行き巡らせることができ、老廃物を取り除くことができます。

水分を摂る

1日に体外に排出される水分量は、約2.5リットルに対し、食事や体内で作られる水分量は約1.3リットル。最低でも不足分の1.2リットルは、飲み水として摂る必要があります。

そのためには、1回で1.2リットルを摂るのは不自然ですから、1日6~8回ぐらいに分けて飲むようにしましょう。

注意する点は、アルコールは利尿作用があるので水分には入れてはいけません。

十分な睡眠

良質な睡眠を得ることは、身体を休ませる上では重要なポイントになります。睡眠不足で活動することは、非常に危険です。しっかりと副交感神経を働かせてあげて睡眠をとることが、1日のサイクル(概日リズム)を向上させる最良の手段になります。

体温を調節しているのは、[自律神経]です。規則正しい生活を送ることで、[自律神経]は正常に働きます。交感神経と副交感神経を上手く機能させるには、睡眠の質を向上させることが大切です。

睡眠の質を上げるには、この記事を参照してください。

1日のパフォーマンスを最高にさせる睡眠術【睡眠を深くする7か条】

 





以上。

 





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また、次回。